映画『バケモノの子』(2015)の声優キャスト一覧

2015年に公開されたアニメ映画『バケモノの子』は、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』などの作品で有名な細田守監督による長編オリジナル作品です。

本作品は観客動員数459万人を記録し、2015年夏の邦画ではNo.1のヒット作品となりました。

2016年の第39回日本アカデミー賞では、最優秀アニメーション作品賞を受賞し、高い評価を得ています。

最近では、『ライオンキング』『キャッツ』などのミュージカルで有名な劇団四季が、2022年に本作を原作とした新作オリジナルミュージカルを上演すると発表したことでも話題になりましたね。

物語の舞台は、人間の世界【渋谷】と、バケモノの世界【渋天街(じゅうてんがい)】の2つの世界。

ある日、バケモノ・熊徹と出会ったひとりぼっちの少年・九太は、強さを求め人間の世界からバケモノの世界へ行くことになります。

九太と熊徹は、共同生活と修行の日々の中でぶつかり合いながらも、互いに成長し、二人の間にはまるで本当の親子のような絆が生まれ始めます。

青年となった九太はある日偶然人間の世界に戻り、高校生の少女・楓と出会います。

そんな時、人間とバケモノ、2つの世界を巻き込んだ大事件が勃発して——というのが本作のストーリーです。

本作はキャラクターの声を担当されている方が豪華なんです!

みなさんも知っているような有名な俳優さん、女優さんがキャスティングされています。

この記事では、アニメ映画『バケモノの子』の登場人物を演じた声優を紹介します。

気になる声優をぜひチェックしてみてください。

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アニメ映画『バケモノの子』のキャラクターと声優

熊徹:役所広司

九太の師匠で、【渋天街】で1、2を争う最強のバケモノ・熊徹(くまてつ)の声を担当しているのは、役所広司(やくしょ こうじ)さん。

役所さんの声が、横暴だけれど実は優しい熊徹にピッタリなんです。

熊徹にアフレコする役所さんの声を聞いて、細田監督は、「あぁ、熊徹ってこういう声だったんだ」と満足だったようです。

主に俳優として活躍されており、1996年に出演した映画『Shall we ダンス?』の大ヒットをきっかけに、
映画では、『失楽園』(1997年)、『THE 有頂天ホテル』(2006年)、『十三人の刺客』(2010年)などの作品に出演されています。

アニメでは、『森のリトル・ギャング』(2006年)のRJ、『ATOM』(2009年)のビル・テンマ博士などの声を担当されています。

『バケモノの子』以降、『未来のミライ』(2018年)のじいじ役、『竜とそばかすの姫』(2021年) の すずの父親役で出演されており、細田守監督作品の常連となっています。

九太(少年期):宮崎あおい

9歳のとき、ある事件をきっかけにバケモノの世界【渋天街】へ行くことになった少年・九太(きゅうた)の少年期を演じるのは、宮崎あおい(みやざき あおい)さん。

透き通った宮崎さんの声が、元気でかわいらしい少年期の九太に合っているんです。

宮崎さんは今回初めて男の子役を演じたそうです。

細田守監督は、男の子や女の子以前に、宮崎さんの表現する力や主人公感を求めていたとのこと。

『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)の花役に続き、細田守監督作品には2度目の参加になりました。

子役を経て、女優として活躍されており、映画では、『ただ、君を愛してる』(2006年)、『ソラニン』(2010年)、『舟を編む』(2013年)などの数々の人気映画に出演されています。

アニメでは、『銀色の髪のアギト』(2006年)のトゥーラ、『カラフル』(2010年)の佐野唱子などの声を担当されています。

九太(青年期):染谷将太

熊徹の弟子となり、修行と冒険の日々を重ね17歳になった九太の青年期を演じるのは、染谷将太(そめたに しょうた)さん。

細田守監督作品には、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)の田辺先生役で出演されています。

宮崎あおいさんとは、細田守監督作品に2作品連続で共演ということになりました。

そして、2021年公開の『竜とそばかすの姫』でカミシン役を務めます。

染谷さんも細田守監督作品の常連ですね。

子役を経て、映画、テレビドラマで活躍されており、映画では、『パンドラの匣』(2009年)、『ヒミズ』(2012年)、『悪の教典』(2012年)などに出演されています。

テレビドラマでは、NHK朝の連続ドラマ『麒麟がくる』(2020年)で主人公・明智光秀の主君の織田信長を演じたことでも話題になりました。

楓:広瀬すず

【渋谷】にある進学校に通う女子高生で、本作のヒロインの楓(かえで)を演じるのは、広瀬すず(ひろせ すず)さん。

今作がアフレコ初挑戦で、事前準備していたものの、いざマイクの前に立ったら足が震えて、冷や汗をかいたり、最初のセリフの声がガタガタだったり、かなり大変だったそうです。

あまり緊張しないタイプだそうですが、今回のアフレコは、女優としてデビューしてからの3年間で一番緊張したとのこと。

しかし、百秋坊役のリリー・フランキーさんは、細田監督と飲んでいたときに「広瀬すずは天才だ!」と絶賛していたそうです。

広瀬さんは、ドラマ、映画、CMなどにひっぱりだこの女優さんです。

映画では、『海街diary』(2015年)、『ちはやふる』シリーズ(2016~2018年)、『チア☆ダン』(2017年)などに出演されています。

テレビドラマでは、NHK朝の連続ドラマ『なつぞら』(2019年)、『学校のカイダン』(2015年)、『怪盗 山猫』(2016年)などに出演されています。

アニメ映画には、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(2017年)の及川なずな役で出演されています。

多々良:大泉洋さん

熊徹の悪友で、猿顔のバケモノの多々良(たたら)を演じるのは、大泉洋(おおいずみ よう)さん。

お調子者の多々良のキャラクターが大泉さんの声とマッチしています。

大泉さんは完成披露会見で、「多々良は、ちょっと自分に似ていて不思議だなと思って、映画の資料を読ませてもらったら、まずサルに似ているという理由でキャスティングされたことを知り、『あっ、そういう理由だったんだ』と残念に思いました(笑)」と話しています。

それに対して、細田監督は「はい、顔で選んでいます!」と答えています。

大泉さんは、演劇ユニット『TEAM NACS』メンバーで、深夜番組『水曜どうでしょう』に出演されていたことで有名ですね。

映画では、『探偵はBARにいる』(2011年)や、『恋は雨上がりのように』(2018年)、『こんな夜更けにバナナかよ』(2018年)に出演されています。

アニメでは、『茄子 アンダルシアの夏』(2003年)のペペ・ベネンヘリ、『ハウルの動く城』(2004年)のかかしのカブ、兵士B、『レイトン教授と永遠の歌姫』(2009年)のレイトン教授、『グリンチ』(2018年)のグリンチなどの声を担当されています。

百秋坊:リリー・フランキー

熊徹の悪友で、豚顔のバケモノの百秋坊(ひゃくしゅうぼう)を演じるのは、リリー・フランキーさん。

リリーさんの落ち着いた声が、聡明な百秋坊に合っています。

細田監督とは、ゲーム『スライムもりもりドラゴンクエスト』シリーズのCMで初めて一緒に仕事をしたそうです。

大泉さん同じく、資料を読んだら「顔で選んだ」って書いてあったそうです。

リリー・フランキーさんは、俳優、文筆家(脚本、小説、エッセイ)、画家(イラスト、絵本)など、多種多才な顔を持つマルチタレントです。

自身初の長編小説『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』は、200万部を突破する大ベストセラーとなりました。

映画では、『ぐるりのこと。』(2008年)、『そして父になる』(2013年)、『万引き家族』(2018年)などに出演されています。

アニメでは、『サウスパーク』(1999年)のイエス・キリストなどの声を担当されています。

宗師:津川雅彦

【渋天街】に住むバケモノを統括する長老の宗師(そうし)を演じるのは、津川雅彦(つがわ まさひこ)さん。

細田監督は、最初から宗師というキャラクターに津川さんを当て込んでいたそうです。

映画では、『狂った果実』(1956年)、『マルサの女』(1987年)に出演され、テレビドラマではNHK大河ドラマ『葵 徳川三代』(2000年)などに出演されています。

アニメでは、『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』(2009年)のウォレス、『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015年)の飛行士などの声を担当されています。

猪王山:山路和弘

【渋天街】の誰もに強さ、品格が一流と認められているバケモノ・猪王山(いおうぜん)を演じるのは、山路和弘(やまじ かずひろ)さん。

主に舞台俳優として活躍され、映画やドラマ、洋画の吹き替えやアニメなどマルチに活躍されています。

洋画では、ジェイソン・ステイサム、ヒュージャックマン、ショーン・ペン、ソン・ガンホ、ラッセル・クロウなどの日本語吹き替えを担当されています。

アニメでは、『PSYCHO-PASS サイコパス』(2012年)の雑賀譲二、『ワンパンマン』(2015年)のシルバーファング/バング、『進撃の巨人』(2018年)のケニー・アッカーマンなどの声を担当されています。

一郎彦(少年期):黒木華

猪王山の長男で、父のような立派な剣士になる事を夢見ている一郎彦(いちろうひこ)の少年期を演じるのは、黒木華(くろき はる)さん。

ドラマでは『純と愛』(2012年)、『凪のお暇』(2019年)、映画では『舟を編む』(2013年)、『小さいおうち』(2014年)、『母と暮せば』(2015年)に出演。

アニメでは、『花とアリス殺人事件』(2015年)の萩野里美などの声を担当されています。

細田守監督作品の常連で、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)の雪(少女期)役、『未来のミライ』(2018年)のミライちゃん役でも出演されています。

一郎彦(青年期):宮野真守

青年になった一郎彦を演じるのは、宮野真守(みやの まもる)さん。

細田監督は、大泉洋さんやリリー・フランキーさんと同じく、宮野さんを顔で選んだそうで、一郎彦にすごく反映されているとのこと。

顔というよりは、その人が持つ雰囲気や人間性が近いことがトータルで重要で、ちゃんと生きたキャラクターとして、性格や見た目とズレないようにキャスティングをしているとのことです。

人気声優で、歌手活動も積極的に行っています。

アニメでは、『DEATH NOTE』(2006年)の夜神月、『桜蘭高校ホスト部』(2006年)の須王環、『機動戦士ガンダム00』(2007年)の刹那・F・セイエイ、『うたの☆プリンスさまっ♪』(2011年)の一ノ瀬トキヤ/HAYATOなどの声を担当されています。

日本語吹き替え作品では、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(2010年)、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ(2015年~)などに出演されています。

二郎丸(少年期):大野百花

猪王山の次男で、父と兄を自慢に思う天真爛漫な二郎丸(じろうまる)の少年期を演じるのは、大野百花(おおの ももか)さん。

映画では、『きな子〜見習い警察犬の物語〜』(2010年)などに出演されています。

アニメの声優としては、細田守監督作品の『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)の雪(幼少期)役で出演されています。

二郎丸(青年期)役:山口勝平

青年になった二郎丸を演じるのは、山口勝平(やまぐち かっぺい)さん。

テレビアニメ『らんま1/2』(1989年)で初主演し、それから現在でもご活躍されているベテラン声優です。

アニメでは、『名探偵コナン』(1996年~)の工藤新一/怪盗キッド、劇場版アニメ『魔女の宅急便』(1989年)のトンボ、『ONE PIECE』シリーズ(2000年~)のウソップ、『犬夜叉』(2000年)の犬夜叉などの声を担当されています。

細田守監督作品としては、『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(2005年)に出演されています。

チコ役:諸星すみれ

【渋谷】の路地裏で九太が出会った不思議な小動物・チコの声を演じるのは、諸星すみれ(もろほし すみれ)さん。

『アイカツ!』(2012年)の星宮いちごをはじめ、人気作品のキャラクターを多く演じている声優、女優です。

アニメでは、『ハイキュー!!』シリーズ(2015年~)の谷地仁花、『約束のネバーランド』(2019年)のエマなどの声を担当されています。

細田守監督作品には、『サマーウォーズ』(2009年)の陣内真緒役で出演されています。

九太の父:長塚圭史

九太の父を演じるのは、長塚圭史(ながつか けいし)さん。

劇作家、演出家として活躍されており、俳優としても映画、舞台などに出演されています。

本作以外にはアニメには出演されていないようです。

九太の母:麻生久美子

九太の母を演じるのは、麻生久美子(あそう くみこ)さん。

主に女優として活躍されており、映画では『カンゾー先生』(1998年)、『夕凪の街 桜の国』(2007年)、テレビドラマでは『時効警察』(2006年)などに出演されています。

細田守監督作品には、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)の堀田の奥さん役、『未来のミライ』(2018年)のおかあさん役で出演している常連です。

まとめ

アニメ映画『バケモノの子』に出演されている声優を紹介しました。

とても豪華ですよね!

細田監督は、キャラクターとその声を担当する方の、雰囲気や人間性が近いことがトータルで重要で、ちゃんと生きたキャラクターとして、性格や見た目とズレないようにキャスティングをしているとのことで、俳優が多く選ばれているみたいですね。

ぜひ声優さんの演技や、キャラクターと合っているかにも注目してみてください。

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