2025年5月3日(土)放送のアニメオリジナルエピソード、スピンオフ作品『名探偵コナン』1161話「秘密の残像」は、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』の後日譚(後日談)です!
脚本は劇場版と同じく櫻井武晴さんが担当しています。
劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』を観た後に、絶対に観ておきたいエピソードです。
映画を観る前に観ても大丈夫とのことでしたが、やはり映画を観た後に観たほうがいいと思います。
そしてこのエピソードを知るとまた映画が観たくなります!
今後、動画配信サービスでも配信されると思いますので要チェックです。
※以下はネタバレを含みますのでご注意ください。
1161話「秘密の残像」を観ると劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』にはまだ悲しい物語があったことが分かります。
小五郎のおっちゃんの映画とは重みの違う「ついてくんな!遊びじゃねーんだ」というファンサービス的なセリフがあったり、蘭が毛利探偵事務所の料金プランを説明したり、前半は映画とは違って軽い雰囲気でした。
しかし、映画を観た人なら誰のものか分かる警察手帳が映し出されたところで、「え、まさか沢渡刑事の先輩って・・・」となり、最後にはみんな号泣でしたね。
実はワニこと鮫谷浩二に恋人がいることは映画の中で匂わされていました。
おっちゃんがワニに「お前結婚はまだなのかよ」と言っていたり、ワニのパソコンには「結婚指輪」と書かれた付箋が貼ってあったり。
なので、鋭い方は今回のアニメオリジナルの後日譚を観なくても、ワニが婚約していたことに気づいていたと思います。
そう、今回の犯人は恋人の命を奪われたことの復讐で罪を犯しますが、結果、自分が憎んできた人間と同じく、誰かの恋人の命を奪ってしまったのです。
映画の中では明言されておらず、推理作品らしい隠し要素だと思いました。
コナンの映画の推理部分は分かりやすくてちょっと物足りなかったりすることがありますが、こういう要素があるといいですよね。
今回のアニメオリジナルの後日譚はその答え合わせのような内容で、完全に映画の一部といえる物語でした。
あえて映画の中で明言せずに、アニメと合わせることで、どちらもより楽しめる素晴らしい脚本だと思いました。
映画を観た人で、後日譚としてアニメ『名探偵コナン』1161話「秘密の残像」があることを知らないままでいる人がいなければいいなと思います。
テレビ放送する際にはぜひ一緒に放送してほしいです。
さらに劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』には、コナンに詳しいファンの方が推理し、掘り下げている部分があります。
それは、安室さんの過去と重なる部分が多いということです。