※ネタバレを含みますのでご注意ください。
2024年12月26日、あのNetflixシリーズ『イカゲーム』待望の続編、シーズン2が配信されました。
シーズン2では完結せず、第1ゲームから第3ゲームまでが描かれました。
今回は『イカゲーム』シーズン2に登場するゲームの内容をまとめたいと思います。
「じゃんけんぽんよ、どっち引くの + ロシアンルーレット」
これは大会のゲームではなく、めんこ男(スカウトマン)に監禁された闇金業者「陽光キャピタル」代表のキムと部下のウソクの二人がやらされたゲームです。
「じゃんけんぽんよ、どっち引くの」ゲームは、通常の「じゃんけんぽん」の掛け声に合わせて両手でグー、チョキ、パーのいずれかを出し、「どっち引くの?」でどちらかの手を引き、残った手で勝敗を決めるじゃんけんの一種です。
相手と自分の出した2つの手からどちらかを選ぶという工程が加わることでより戦略的で心理的なゲームですね。
そしてさらに、じゃんけんで負けたほうにリボルバー銃でのロシアンルーレットを強要しました。
最終的に、なかなか弾が出ず、勝敗が決まらないことに退屈しためんこ男はリボルバー銃に5発の弾を込めてゲームを続行させました。
キム代表が自ら負けの手を選び、死んでしまいました。
その後、めんこ男とギフンも純粋なロシアンルーレットを行いました。
第1ゲーム「だるまさんがころんだ」
大会での最初のゲームは、シーズン1のときの第1ゲームと同じ「だるまさんがころんだ」(韓国語では「ムクゲの花が咲きました」)でした。
ゴールラインに設置された鬼役のロボット「ヨンヒ人形」がこちらを向いていない間だけ動くことができ、制限時間内にゴールラインを越えることができればクリアとなります。
ヨンヒ人形の両目の高感度動作センサーに動きが検知されたり、制限時間内にゴールラインを越えることができなかった場合、脱落となり射殺されます。
今回はゲーム内容を知るギフンが、脱落すると射殺されることや攻略法を参加者たちに伝えたため、前回とは異なる展開になりました。
シンプルなゲームでクリア難易度も低いですが、何も知らない状態で参加させられ、誰かが殺されて初めて殺されることを知る、そのときにパニックにならずに冷静に行動できるのかどうかですね。
ただ、今回のサノス(230番)のように、他の参加者を突き飛ばしたりする人間もいるので要注意です。
第2ゲーム「5人6脚 近代五種」
第2ゲームは、5人で1組のチームになり、学校の校庭のような小さなトラックを5人6脚で進みながら、めんこ、碑石打ち、コンギ遊び、コマ回し、チェギ蹴りの5つの遊びを1人1つずつ成功させて、5分以内にゴールするというもの。
遊び自体は失敗しても何度でも挑戦可能です。
制限時間以内にゴールできなければ、チームの5人全員が脱落となり射殺されます。
5人で協力するゲームで、騙し合いや裏切りなど卑怯な行為がないため、『イカゲーム』のゲームとしては深みがなかったと感じます。
ただ、プレイヤーたちの奮闘はおもしろかったです。
オ・ヨンイル(001番)(ファン・イノ、フロントマン)の失敗はわざとなのか気になりますね。
時間がなくなって、ゴールできなければチーム全員が射殺されるので、おそらくわざとではないと思うのですが。
第3ゲーム「マッチゲーム」
椅子取りゲームのようなゲームです。
童謡「丸く丸く」が流れている間、プレイヤーたちは回転するステージの上で待ち、停止と同時に人数が宣告されます。
宣告された人数でグループを作って、制限時間内に壁に設えられた50の小部屋のどこかに入ればクリアとなります。
部屋に入れなかったり、部屋に入っていても人数が合っていない場合はグループ全員が射殺されます。
部屋に入っている人数は「生存している」人数で判断されるため、宣告された人数以上の人数が部屋に入ってしまった場合、誰かが殺されたりしました。
これまでのゲームとは異なり、出し抜き、裏切りが多発するゲームで、キャラクターそれぞれの性格や心理があらわになりました。
スペシャルゲーム
ゲームとはいえないと思いますが、ゲーム外の乱闘はスペシャルゲームとして運営によって誘発するよう仕組まれているとのこと。
シーズン1でも起きました。
シーズン2では、第3ゲーム後に行われたゲームを続行するかどうかの投票で○派(続行)と×派(中断)の人数が同数になったため、明朝に再投票が行われることになりました。
投票を有利にするために○派と×派がトイレで揉めたことが乱闘に発展し、○派3人、×派2人の合計5人が死亡。
結果、×派が1人多くなったため、このままでは投票で負ける○派は就寝中に×派に襲いかかり、乱闘が始まりました。
最後に投票した、フロントマンであるオ・ヨンイル(001番)が×を選んだため○派と×派が同数になりました。
このときの彼の真意もわからないですね。
○を選んでいれば乱闘が起きなかったかもしれません。
乱闘が起きるように×を選んだのかもしれません。
ゲームを重ねるうちに、だんだんと殺しても仕方ないというような空気になっていくのが怖いと思いました。
命が軽くなっていく一方で、サノスとナムギュに絡まれているミンスがいつも助けてくれたセミの手を取れない弱さが印象的でした。